ニーエフアーカイブ『カセットとiPodの間 vol.2』

こんばんは。
日に日に肌寒くなり、秋が深まってきましたね。
早いもので、今年も2ヶ月とちょっとを残すところとなりました。

11月のシャトー2Fギャラリーの展示は、9月から始まった若手作家グループ展シリーズの第二弾を開催します。 
今回は立体作品を中心に構成し、展覧会を通して「空間」と様々な「可能性」について考えてみたいと思います。

どうぞ起こし下さいませ!
  

 ニーエフアーカイブ
『カセットとiPodの間 vol.2ー空間と可能性ー』

【展示概要】
10月31日(水)〜11月11日(日)※月・火定休
12:00〜20:00
入場料:400円(ワンドリンク付き)※イベント時をのぞく



【会期中イベント】
11/3(土)18:00~
オープニングパーティー
参加費:1000円(ワンドリンク/入場料含む)

11/10(土)19:00〜
トークイベント
出品作家+本間純(アーティスト)

本間純ホームページ
http://honmajun.com/






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本シリーズのタイトルは、80年代以降に生まれた作家たちが幼少〜少年期を過ごした90年代の時代性を反映させたものです。90年代はモノや情報が急増、またそれらが急速に変化していった時代でした。さらに、渋谷ギャルファッションと原宿ストリートファッション、浜崎あゆみと椎名林檎というような、相反したスタイルが共存し、自分なりのキャラクターやアイデンティティーを模索する事が必要となりました。流行が細分化し、メインストリームが失われるという脱中心的な社会状況は、まさにオーディオメディアがカセットテープからMDに移行し、短い期間でiPodに変化したという1つの事実が、物語っているのではないでしょうか。
「カセットとiPodの間」まさにこれから「作家」として歩みを進めようとする若きアーティストたちは、自らが生まれ育ってきた時代性をどのように内包し、作品へと放出していこうとするのか、また彼らが後にどのような語られ方をする「世代」となるのか。本シリーズでは、彼らの現在の作品を鑑賞するとともに、未来に向けてアーカイビングしていくことを目的としています。二回目の開催となる本展の作家たちは、それぞれ異なる素材・表現により作品を展開しています。彼らがひとつの空間に集まったことで生み出される可能性、各々に作品が共鳴し合い構成される空間の可能性。無数にある可能性の中で、彼らがいま選択し提示する表現をご覧下さい。

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【出品作家】
小坂部尚吾(Shogo KOSAKABE)
1985年 千葉県生まれ
2005年 東京造形大学造形学部美術学科絵画 在学
2010年 東京藝術大学美術学部絵画科 卒業
2012年 東京藝術大学美術研究科壁画 在学中

高星秀明(Hideaki TAKAHOSHI)
1989年 3月16日生まれ 神奈川県出身
2012年 多摩美術大学彫刻学科 卒業
2012年 多摩美術大学院美術研究科彫刻専攻 在学中

中島健(Takeshi NAKASHIMA)
1983年 兵庫県生まれ
2008年 尾道大学 修了
2012年 東京藝術大学 修了

花岡美緒(Mio HANAOKA)
1984年 沖縄県具志川市(現・うるま市)生まれ、東京育ち
2008年 早稲田大学 卒業
2011年 Gerrit Rietveld Academie(オランダ) 卒業

福井拓洋(Takuhiro FUKUI)
1986年 静岡県清水区生まれ
2010年 多摩美術大学美術学部彫刻学科 卒業
2012年 多摩美術大学院美術研究科 彫刻専攻 修了




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