愛着は、生きる力や創作の源となるけど、テロやストーカーも生む。私、岸井は、愛着をさけて集団と関わる方法を考えてきた劇作家です。例えば拠点もカリスマもない地域アートプロジェクトを目指し『東京の条件』は運営しています。
しかし、当然ですが表現にも地域にも愛着はいつも関わります。ファン心理・郷土愛・忠誠心・信仰心・組織愛、所有欲。そして、たとえば愛着を持った場と関わって平和に全うする人生は幸せに違いないとも思うのです。何かに愛着をもちたいという欲求自体は健全でしょう。
『東京の条件2010会議体』において、さまざまな人と場との会議を積み重ねるうちに、今の東京でアートと場を考えるなら避けては通れない問題が愛着という言葉の周りにあることに気がつきました。そこで、愛着についての作品を公開の集団創作で創っていきたいと思います。
第一回は岸井作の会議法、ブレストβにより、参加者の愛着の様々な側面を浮かび上がらせてみます。会議に参加することも見ていることもできます。
日時|8月6日(金)10:00−16:00(途中適当に休憩有)/1000円
ゲスト参加者|
大倉マヤ(俳優 マヤ印)
JOU(ダンサー Odorujou)
立蔵葉子(青年団)
中山奈美(照明)
羽鳥嘉郎(演出家 けのび)
藤崎香菜(ダンサー)
お問い合わせは info@tokyocondition.com まで。
また、この会を受け、9月から10月にシャトー2Fで「愛着について」の公開制作と公演を行います。8月6日に続く公開制作は以下の日程で開催される予定です。
第二回 9月3日 14時〜21時
第三回 10月4日16時〜21時30分
第四回 10月9日10時〜21時
第五回 10月10日10時〜21時
第六回 10月16日16時〜22時(19時30分ー21時に作品の公演)